「お洒落な家にしたかった」と話す佐藤さんご夫妻。 外観デザインやインテリアはもちろん、機能性や生活動線に至るまでたくさんのリクエストを実現すべく、 営業担当者と本音で話し合い、まさに二人三脚で完工まで漕ぎ着けました。
お子さんの誕生をきっかけに家を新築。凝り性の旦那様と実用性重視な奥様、天真爛漫な長男・宏征くんのご家族です。
アイワビルド クレバリーホーム相馬店
「営業を担当させていただいた渡辺がただいま新婚旅行中でして、代わりに上司の私がおじゃまさせていただきました。今日は佐藤様から直接、渡辺の働きぶりの一端を伺えればと思っています(笑)」
「こちらこそよろしくお願いします」
「デザイン面でも機能面でも佐藤様はたくさんのこだわりをお持ちだったと伺っていますが、特にどのあたりにこだわられたんでしょうか?」
「たくさんありすぎて…。お客さんを招いた時のことを考えて、玄関に入った時の視覚から外れる西向きの場所にシューズクロークを配置したり、気兼ねなく泊まってもらえるよう客用寝室となる和室はリビングと離して独立させたり。外観もこだわりましたし、でもやっぱり一番は全体の間取りかな?」
「自分でPCで間取り図を作って渡辺さんに見せていたよね」
「はい、凝り性なもので(笑)。子どもがドタバタしても下でゆっくり過ごしたいから、2階の子ども部屋は1階のリビングの上にならないようにとか、希望をめいいっぱい詰め込んだ図面を作って、まずそれを見てもらいました」
「すごいですね、それは!」
「渡辺さんとは同年代ということもあって、打ち合わせも友達感覚で色々と相談させていただきました。うちは共働きで日中を留守にすることが多いので、洗濯物を室内干しできる物干しスペースがどうしても欲しかったんですよね」
「渡辺さんには、2階に物干しスペースを作ってしまうとスペースの都合上、他の部屋を削るか狭くするかなど調整しないといけないと言われまして。でも僕は子ども時代に広めの部屋で育ったせいか、子ども部屋は6畳以上じゃないと絶対に嫌だったんです」
「結局限られた2階スペースの中に、6畳の子ども部屋2つ、3畳の物干しスペース、そして私たちの8畳の寝室にウォークインクローゼット、トイレ…と希望をパズルのようにあてはめて全て叶えてくれました」
「私から見てもそれだけの要素をよく詰め込んだなぁと思います。洗面台も、ですものね」
「最初、洗面台はいらないんじゃないですかって渡辺さんには言われたんですよ」
「私もいらないって言ったんです
「(笑)」
「でも僕が欲しくて。僕が4人兄弟でとにかく朝がバタバタだったので、将来この子に兄弟姉妹が増えた時のことを考えて2階に洗面台があったらいいなと」
「柱の位置など構造的な制限もありますし、なかなか難しかったんじゃないかなと思います」
「実は、階段を今の位置から90センチ横に動かすと、僕的にすごくべストな設計になるんです」(一同笑)
「いや、でもそれだと構造上難しいとなりまして。打ち合わせで何回も擦り合わせをして、修正してもらった図面にまた僕が赤ペンを入れて、正直渡辺さんはすごく嫌だったと思うんです。でも細かいことまでしっかり丁寧に対応してくれて感謝しています」
「直接お会いするのはもちろん、電話も含めて数えきれないぐらいやり取りさせていただきました」
「佐藤さんのお宅はかなり立体的なデザインで、東から見るのと西から見るのとでは家の印象がまったく違いますね」
「なんというか、立体感のあるデコボコとした家にしたかったんですよね。おかげでタイルの質感も活きてすごく気に入っています。タイルの配色や形状に関しても渡辺さんにいろいろアドバイスしてもらいました。このピュアホワイトというタイルも提案してもらったんですが、一目見て真っ白な感じがいいなと気に入ってしまって。ブラウンタイルとの相性も良いですよね」
「これまでたくさんタイルの家を手掛けていますから経験値があるんでしょう。ほかに渡辺からご提案のようなものはありましたか?」
「サンプルをたくさん見てとても悩んだリビングのクロスですね。最初はもっと岩のようなグレーの予定だったんです。でも打ち合わせしている時にアイボリーに寄せた色味を薦めてもらいまして。結果、あたたかい雰囲気になりました」
「確かにスタイリッシュだけどあたたかみもあって、家族がくつろぐ空間にぴったりですね」
「けっこう急ぎめで家を建てたのですが、僕たちが持っている家への憧れを実際に形にしたらどうなるかということを、ひとつひとつ納得できる形で説明してもらえたと思います。ある意味、僕たちに自由に設計をさせてくれて、技術的なことはこちらでやりますというスタンスでした。工期中にもかかわらず臨機応変にどんどん良いものに調整してくれましたし、本音で話せる担当者と巡り会えて本当によかったですね」
「ほんとに。渡辺さんがご旅行から戻られたら、奥様もお呼びして我が家で食事会を開こうかと話しているんです」
「そんなふうに言っていただけて、私としても非常にうれしいです。今後とも良いお付き合いをよろしくお願いいたします」
「現場の大工さんの了承を取って、まだ梁や柱だけの段階から家が出来ていく過程を見せてくれたのがとてもうれしかった」という言葉が印象的でした。工期中に微調整を重ねた玄関の飾り棚やダイニングのベンチファニチャーなど、小さな作り付け家具にも想いがたくさん詰まった一軒です。