2024/07/16
得?損?『長期優良住宅』
スタッフブログ

こんにちは!クレバリーホーム仙台東店です!梅雨も終わりに差し掛かり、これから暑い日が続きそうですね。そろそろ色んな所で冷やし中華が始まるのではないでしょうか。
本日は、家づくりを始めるとよく耳にする「長期優良住宅」について解説します。お住まいが長期優良住宅に認定されることで、利用できる制度もたくさんあり、使い得なイメージがありますが、長期優良住宅の申請を出す際に、気を付けなくてはいけないこともあります。お客様自身が長期優良住宅の必要性について考える際に、この記事が役に立てればいいなと思います。
長期優良住宅とは
長期優良住宅は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置を講じられた住宅です。長期優良住宅の建築及び維持保全の計画を作成し、所管行政庁に申請することで認定を受けることができます。
主に以下の点で長期優良住宅の認定条件が定められています。
- 劣化対策
- 耐震性
- 維持管理
- 省エネルギー性
- 居住環境
- 住居面積
- 維持保全計画
- 災害配慮
長期優良住宅のメリット
- 確かな耐震性が確保される
耐震性の計算方法には、簡易的な「仕様規定」、一般的な「品確法の性能表示」、複雑な「許容応力度計算」の3段階の計算方法があります。耐震の計算方法はハウスメーカー、工務店によって異なりますが、長期優良住宅の認定を行う際は必ず最低でも「品確法の性能表示」で計算されるので、確かな耐震性を確保することができます。
- 条件が合えば補助金をもらえる
例えば国で行われている「子育てエコホーム支援事業」は対象条件に該当し、長期優良住宅に認定されていると、1住戸につき100万円の補助金がもらえます。
国で行っているもの以外にも、市や団体で行っているものもありますので、ご確認ください。
- 税金、保険料、金利などがお得に!
・フラットを利用する際に金利が引き下げ
・住宅ローン控除額の上限が増額
・登録免許税の引き下げ
①保存登記:0.15%⇒0.1%
②移転登記(戸建ての場合):0.3%⇒0.2%
・不動産所得税の控除額の増額 1200万円⇒1300万円
・固定資産税1/2減税期間の延長(戸建ての場合) 1~3年間⇒1~5年間
・地震保険料の割引(耐震等級3) 50%OFF
等々…
※地域、着工日などの条件により上記の制度を行っていなかったり、上記以外の制度にも長期優良住宅を利用できる場合がございます。ご担当のハウスメーカーや工務店にご相談ください。
長期優良住宅へ申請をする際の注意点
- 建築スケジュールが長くなる
所管行政庁から長期優良住宅の認定をもらってから着工する必要があるため、通常よりも2週間~1か月遅れる可能性があります。
- 申請費用が必要
ハウスメーカー、工務店によって申請にかかる費用が違います。長期優良住宅の申請を出す前にあらかじめ申請費がいくらかかるのか聞いておきましょう。
- 定期的にメンテナンスが必要
長期的に安心・快適に過ごすことができる住宅にしなくてはいけないので、維持のために費用がかかってしまう場合がございます。維持への強制力のようなものがありますので、老朽化した際に、「費用がないので直せません。」ということができなくなります。ですので、あらかじめ屋根や外壁、シロアリ対策などといった長期的にメンテナンスに費用がかからないお家づくりをするのがおすすめです。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
色々な制度で優遇される長期優良住宅ですが、損得はお客様次第になります。ご自身が該当している優遇制度が少ない場合であれば、長期優良住宅にするためにかかる費用の方が多くなってしまい、損になってしまう可能性もあります。ですがやはり、長期優良住宅は次の次の世代まで安心・快適な状態を保持できるため、そういったお家づくりがしたい方であれば、損得考えず長期優良住宅にして良いと思います。
クレバリーホームではメンテンナンス費用を抑えるため、標準で瓦やタイルを使用し、長く大切に住むお家づくりをしています。長期優良住宅にご興味がございましたらぜひご相談ください。もちろんその他のご相談も大歓迎です!