2020/09/23
映画レビュー『サマーウォーズ』と壁掛けモニター
スタッフブログ
クレバリーホーム相馬店の中島です。
今週も住宅営業の映画レビューです。
今回の映画はこれ!
『サマーウォーズ』
監督:細田守 脚本:奥寺佐渡子
1. あらすじ
高校2年生の小磯健二君が、片思いしている夏希から、一緒に実家に行くという「バイト」に誘われ、長野の実家で健二はひょんなことから夏希先輩の祖母のために「夏希の婚約者のふり」をすることになってしまいます。
長野の実家で肩身の狭い思いをしている最中、世界中の人々が買い物やゲーム、行政などに利用している仮想世界OZ(オズ)の管理権限が謎のAI『ラブマシーン』に奪われ、現実世界のインフラに大混乱をもたらします。
このOZのセキュリティを突破したのは、夜中に数字の羅列が記載された謎のメールを受け取っていた健二君でした。彼はなんと数学オリンピックを狙えるほどの数学力の持ち主なんですね。ここから夏希先輩の祖母が心臓発作で亡くなってしまったり、ラブマシーンと夏希の又従兄弟佳主馬(かずま)が操るキングカズマとの一騎打ちがあったり、物語は二転三転していきます。
2. 世界観
仮想世界OZはTwitterやmixi、2007年にリリースされたVRchatに近いですね。現実世界の延長としてアカウントを作り、行政サービスを利用する人や、作中のキングカズマのように全くの仮想人格としてふるまう人など、現在のTwitterの使われ方にも近いです。あくまでネットの中で起こっている事件が、現実世界にリンクしていくという『ネット/リアル』という別々の世界が『ネット⇄リアル』という形でつながりだしていきます。
白を基調とした仮想世界OZに対して、中庭や長い広縁襖でしきられた歴史を感じる陣内家という舞台はまさしくこのネットとリアルの対比として描かれています。この作品のリアル側の舞台が都内のモニターが壁一面に貼られたオフィスの中だったら、大分SF色の強い映画だったでしょう。
余談ですが、壁掛けモニターはとってもオシャレですが、一方で壁に近い位置で固定されるので、配線をいじろうとすると少し大変です。つける際はお気を付けください。また、壁かけモニター用のコンセントなどは壁掛けモニター以外に利用するのが難しいです(壁の真ん中にコンセントができるので、他に使うものが少ないです)。よくご検討ください。