こんにちは!クレバリーホーム南相馬店の亀井です。
最近は暖かくなったと思ったら、また厳しい寒さが戻ってきましたね。
私は昔からずっと、雪を見るとテンションが上がるのですが、車を運転するようになってからは純粋に喜べなくなってしまいました…(笑)
でもやっぱり雪は綺麗で冬を感じますね!
雪についた犬の足跡や庭先に作られた小さな雪だるまを見つけて、雪が好きだなと実感した冬でした!
立春も過ぎ、寒い時期はあとわずかですね。
暖かくしてお過ごしください。
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今回は、クレバリーホームの耐震性についてお話します!
最後まで見ていただけたら嬉しいです。
大切な家族、思い出、財産を守る住まい
地震大国といわれる日本で暮らしていく上で、耐震性は非常に重要ですよね。
お家づくりをする際に、耐震性を重要視されている方は多くいらっしゃるかと思います。
地震はいつ起こるか分からないものです。
家にお子様しかいないときなど、ご家族が離れている時間帯や、夜中に地震が起きたことを想像すると不安ですよね…
また、家がもし倒壊してしまったら、ご家族は逃げていて無事でも、家の中にある思い出の品や財産は失われてしまうかもしれません。
ご家族の命はもちろん、思い出や財産も守れるような丈夫な家にすることが大切だと考えています。
地震で建物が倒壊してしまう要因は?
大きな地震は、建物に大きな影響を与えることもあります。
建物が倒壊してしまうのには、3つの要因があります。
①ねじれる
②折れる
③抜ける
この要因について、もう少し詳しくお伝えしていきます!
建物の倒壊を引き起こす「ねじれ」とは
地震は、建物を左右だけでなく、前後や上下など、あらゆる方向に揺らすため、さまざまな部分に衝撃が加わります。
その際、建物の構造で強い部分と弱い部分のばらつきがあると、弱い部分が負荷に耐え切れず、ねじれながら建物が倒れてしまいます。
そのため、ねじれに強い構造にすることが重要になります!
建物の倒壊を引き起こす「折れ」とは
「折れ」は、建物の骨組みとなる柱が負荷に耐え切れず折れてしまうことです。
耐震性の高い構造で建てていても、骨組みの強度が弱ければ折れを防ぐのは難しいです。
木造住宅の場合、高品質で強度の高い木材を使用するのが重要になっています。
また、木材と木材のつなぎ目の強度と高く保つことも、折れの防止に繋がります!
建物の倒壊を引き起こす「抜け」とは
木材同士をつなぐ金物や、基礎と建物の骨格部分である躯体を繋ぐ金物が抜けてしまうことです。
昔の建築物は、大工さんが木そのものを削り、木の凸凹をはめることによって骨組みを作っていました。
見事な技術ですよね…!熟練の技です。
しかしそれには、職人さんの技術力で完成度が左右されてしまうという問題点もありました。そして、時代の流れとともに「金物」が用いられるようになりました。
ねじれに強い構造、折れに強い丈夫な木材で家を建てていても、つなぎ目に使用している金物が抜けやすければ倒壊に繋がってしまいます。
そのため、抜けにくいつなぎ目にすることも重要になってきます。
クレバリーホームが作る、地震に強い家
ここまでお伝えしたように、建物の倒壊には「ねじれ」「折れ」「抜け」という3つの要因がありますが、反対に、これらの3つを防げば地震に強い建物になります!
3つすべてを満たす対策をすることが必要です。
各ハウスメーカーで、耐震性においてもさまざまな工夫で対策がとられていますが、クレバリーホームではどのような工夫をしているか、お伝えしていきます!
「ねじれ」を防ぐ「構造」
クレバリーホームは、六面体で力を分散する「モノコック構造」を採用しています。
モノコック構造は、床・壁・天井の6面すべてを構造用耐力面材で構成し、一体化させた構造で、もともと航空機の開発から生まれたものなんです!
例えば卵は、卵の殻自体は薄くて割れやすいですが、卵は意外と握った圧力に強いなと感じたことはありませんか?
それもモノコック構造と同じ原理です!
モノコック構造は現在では鉄道や車にも使われており、安全な暮らしにおいて必要不可欠な構造となっています。
地震によって加わる力を面で受け止めて分散し、部分的な強度のばらつきも生じにくい作りで、点ではなく面で支えるため、ねじれを防ぐことができるんです!
さらに、1階から2階までつなぎ目なく通した「通し柱」をグリッドごとに配置する「SPG構造(ストロング・ポスト・グリッド構造)」も採用しています。
一般的な在来工法は、通し柱を配置するのは家の四隅でしたが、SPG構造はその2~3倍の数の通し柱を使用します!
そのため、1階と2階がより一体化され、家全体の繋がりが強固になります。
そして梁への負担も軽減され、地震の衝撃や屋根の荷重をスムーズに基礎まで逃すことができるんです!
クレバリーホームは、モノコック構造とSPG構造を掛け合わせた、「プレミアム・ハイブリッド構法」で家づくりを行っています。
「折れ」を防ぐ木材
木は軽くて強いという特徴があるため、家づくりに適した材料だと言えます。
しかし、 ・芯まで乾燥させるのが難しい ・反りや節、割れによって強度が安定しない
といった問題点もあります。
そこでクレバリーホームは、一定の強度をもつものだけを選別して貼り合わせた建材を使っています。
それにより、質のばらつきや変形を防止しています!
使用している木の種類は、ホワイトウッドよりも丈夫な欧州アカマツです。
寒い地域では木がゆっくりと成長するため、年輪の目が詰まった、強い木材になるんです!
こうして折れを防ぐ建材になっています。
木は鉄やコンクリートよりも強い!
実は鉄やコンクリートと比較しても木は強いという実験結果があります!
以外だと思った方も多いのではないでしょうか?
同じ重さの鉄・コンクリート・木で強度を比べてみると、木が最も強度が高いという結果になりました。
同じ重さなら木の方が強いということは、同じ強度なら木の方が軽い、ということになりますよね!
重い家のほうが、揺れが伝わりやすく、地盤にかかる荷重も大きいため、重さの面では軽い家の方が地震に強いんです!
「抜け」を防ぐ金物
木材同士のつなぎ目に、金物の中でもコンパクトで固定力が強い「高精度HSS金物」を使っています。
梁に開ける穴を必要最小限にとどめているため、梁の欠損部分が少なく、抜けにくい結合部になっています!
しかし、いくら欠損部分が少ない作りにしても、金物そのものが劣化すれば耐久性は落ちてしまいますよね。
金属の劣化の主な原因となるのは錆です。
そこでクレバリーホームは、金物に「カチオン電着塗装」という特別な塗装を施しているんです!
自動車の塗装などにも使われる技術で、長期にわたって強度を維持することができます
そして土台と躯体の接合部においては、すべての方向からの力に強い柱脚金物を使用しています。
地震は一定ではなく、あらゆる方向に揺れますよね。
地震は何度も起こるものですが、その時によっても、横揺れだったり縦揺れだったり、揺れ方が違うと思います。
クレバリーホームで使用している柱脚金物は、あらゆる方向からの力に強くなっているため、抜けに強くなっています。
災害への強さは、躯体だけでなく、基礎まで一体化できるかどうかで決まります!
強い構造と木材で骨組みを丈夫にするのはもちろんですが、それらをつなぐ接合部も同じくらい強固にする必要があります。
災害に強いクレバリーホーム
このような点で、クレバリーホームは地震への対策を行っており、2023年にはジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)の優秀賞を受賞しました!
地震が多い日本で暮らしていくうえで、耐震性は非常に重要なポイントですよね。
「家にいれば安心」と思っていただけるようなお家になっています!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。