2019/12/02

瓦の歴史を知ろう

スタッフブログ
瓦の歴史を知ろう
こんにちは!クレバリーホーム福島店千葉です!
12月に入りまして一段と寒さが増したような気がしますね。
私は福島の冬は初体験ですので、入念に準備したいと思います、、、
まずはタイヤ交換からですね(笑)

さて今回は、クレバリーホームが屋根材として標準採用している「瓦」についてお話させていただきます。
現在は一般的な屋根材として広く普及している「瓦」。
しかし、瓦がいつから使われ始めたのか、その歴史を知っている方は少ないのではないでしょうか。 簡単にまとめてみましたので、ご興味のある方は是非最後までご覧ください。

○日本の瓦の誕生は?
現在も屋根材としてなじみ深い「瓦」ですが、その始まりはいつだったのでしょうか。
『日本書紀』には588年に僧や工人たちとともに、4人の「瓦博士」が百済から渡来し飛鳥寺を建てたとの記述があります。
これが瓦が日本で生産、利用された最初の公的な記録とされます。

この飛鳥寺は鎌倉時代に失われ、最古の瓦が葺かれた屋根そのものは見られません。
しかし飛鳥寺の瓦そのものは発掘されていて、古代史研究のための貴重な資料になっています。
また、奈良県内の法隆寺や東大寺他、古いお寺ではこういった1000年以上前の瓦が今でも現役で屋根に載っています。
1000年以上もの間、風雨から貴重な建物を守り続けた瓦。
その長寿命に驚きますね。

○庶民の家に「瓦」が使われ始めたのは?
そもそもは寺建立のために使われた瓦ですが、7世紀の藤原京で初めて宮殿の屋根に用いられました。
その後の平城京、平安京でも、その流れは続いていきます。
大きな宮殿では使用する瓦の量も多く、生産もたいへんだったと想像されます。

そもそも、瓦は特別な建物に使うための屋根材として、一般には禁じられた材料でした。
当時の瓦はアーチ形の丸瓦と、板状の平瓦を組み合わせて葺くものでしたが、それぞれの重さは丸瓦で2㎏、平瓦で3㎏とされます。
瓦自体も高価なうえに、重たい瓦を支えるため梁や柱などの木材は太く、強い、これまた高級材でなくてはなりません。
瓦はそもそも一般庶民には手の出る屋根材ではなかったのですね。

この流れが大きく変わったのは江戸時代。
先ほどお話ししたように、もともと瓦は丸瓦と平瓦に分かれていました。
これを一体化し、軽量にする技術が発明されたのが江戸時代です。
一体化した瓦の、丸瓦に相当する部分を「桟(さん)」といい、そのためこの瓦を「桟瓦」と呼びます。

ご存じの通り江戸の町は火事が多く、何とかして延焼を防がなくてはなりませんでした。
その施策のひとつが「武家屋敷や、焼け跡に建てる家は瓦葺にすること」。
燃えにくい瓦を使うことで大火を防ごうと、それまで一般には禁じられていた瓦が使われることになったのです。

○そして現代の瓦は?


現代の瓦はさらに機能やデザイン性が進化していてもちろん一般住宅にも多数採用されています。
1000年以上前の瓦が現役である事からもわかるように、他の屋根材と比較してその耐久性・メンテナンス性が高いことが特徴です。
メンテナンス費用が少ないことでトータルコスト削減にもつながるこの瓦を、新築の際の屋根材料として検討してみてはいかがでしょうか。


だいぶ長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
現代では当然のように使われている「瓦」ですが、こんな歴史があるんですね。
少しでも「瓦」にご関心頂けたのであれば幸いでございます。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。
以上福島店千葉でした。


引用元:https://kurashi.cleverlyhome.com/point/1611



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