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2020/10/08

映画レビュー『グラン・トリノ』と外構工事

スタッフブログ
映画レビュー『グラン・トリノ』と外構工事 クレバリーホーム相馬店の中島です。

今週の映画レビューです。今週は映画と庭のお話です。

『グラン・トリノ』
監督:クリント・イーストウッド

あらすじ

舞台はアメリカのデトロイト。主人公は奥さんを亡くし、一人で暮らしているフォード社の元社員ウォルト・コワルスキー。
頑固者で他人に心を開かないウォルトは、子供たちとも疎遠になって一人孤独に暮らしており、彼の唯一大切なものはヴィンテージカ―の『グラン・トリノ』だけ。
そんなある日、ウォルトはグラン・トリノを盗もうとした少年タオと出会い、タオに仕事の世話をすることを通じて次第に考え方が変わっていきます。
一方、デトロイトでは移民のギャングが増長し、タオやタオの家族に悪質な嫌がらせをするようになっており……

1.クリント・イーストウッド
やはり何といってもまずはクリント・イーストウッドの名演技がいいですね。監督・主演を一人で行うクリント・イーストウッドにしびれるばかりです。ダーティ・ハリーのころのハードボイルドな演技が好きな人もいると思いますが、個人的には今の渋いイーストウッドも味が出ていて好印象です。

2.ウォルトの芝と外構工事
ウォルトは芝生を丁寧に手入れしており、家の軒先には国旗を掲げています。そして、芝生に人が入ろうものなら容赦なく追い払う排他的な人間として最初は描かれます。これらは、ウォルトの心の壁を表す装置であると同時に、白人の移民差別を暗示しています。

ちなみに、家づくりをする際3500万程度をざっと予算として組んだ場合、お庭もしっかり作ろうとすると、外構工事費用は100万円ほど考えておいた方がいいかもしれません。芝生をお庭に貼ると景観がいいだけでなく埃が舞うのも防げるので、ご検討いただくといいでしょう。
また、芝生だけでなく砂利を家の周りに敷いて防犯対策などをする場合も土地建物の予算以外に外構工事費用を見積もっておいた方がいいですね。

さて、何人も立ち入らせないウォルトの排他性と、国旗によって掲げられたアメリカという国の線引きです。しかし、この心の壁は言葉の通じないタオの家族によって易々と越えられてしまい、それが結果ウォルトの心を軟化させるきっかけになっていきます。
同時に、アメリカという国は移民によって次第に白人を中心とした国から多様性のある国へと変化していきます。そこに取り残されたウォルトはまさしく、「古き良きアメリカ」を象徴する「グラン・トリノ」そのものです。
ウォルトは苦々しく思いつつも変化を受け入れていき、最後はグラン・トリノが継承される、という形で物語は終わります。基本的にはウォルトとタオの友情を通じた成長の物語ですが、一方ではアメリカという国自体の変化を示唆するような作品だと思います。

お庭と映画が気になった方は、是非クレバリーホーム相馬店の中島までお問い合わせください。

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